入門編(1)メンズバーバー とは?

mens-barber.comをご覧頂きありがとうございます。今回は入門編(1)。バーバー (理容室)についての解説記事になります。
実はとても長い理容師の歴史やお馴染みのサインポールの意味、理容室と美容室の違いについて分かりやすく紹介させて頂きます。
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バーバー(Barber)とは「理容室」

バーバー(英語 Barber)とは日本で言うところの理容室(床屋)です。
主に男性のヘアカット・グルーミング(男性の身だしなみ)・お顔のシェービングをする場所です。美容室が主に女性に向けたサービスをメインに提供しているのに対してバーバー(理容室)は男性客向けのサロンと捉えて良いでしょう。
西欧諸国では少し前まではBarberといえば、社会的な出来事や関心ごとについての言説を交換する「男性達の街の社交場」としての位置づけもあったようです。

驚くほど古いバーバーの歴史
バーバー(理容師)の歴史は驚くほど古く、人類初のバーバーのサービスは紀元前5000年頃に古代エジプト人が牡蠣の貝殻や火打ち石を使って行われていたとのこと。紀元前3500年頃の遺跡からは剃刀も発掘されています。
中世の西欧諸国ではバーバー(理容師)はヘアカットやシェービングに加え、手術などの「外科医」としての仕事や抜歯などの「歯科」としての職務もあったそうで、戦争で傷ついた兵士の手当ても行っていたようです。
19世紀後半から20世紀初頭からはヘアカットを行う現代に近いスタイルになってました。先ほど述べた、意見交換の場として時折使われたり、男達が集まってボードゲームも興じる場としても使用されていたそうです。

バーバーの象徴「サインポール」の意味

理容室の象徴といえば「サインポール」。店先に設置されている青・赤・白のクルクル回る円柱形の看板です。実は「サインポール」というのは和製英語で海外ではBarber's pole(バーバーズポール)と呼ばれています。理容師と同じく、サインポールの歴史も古く中世からこのデザインが使用されていたようです。
青・赤・白の意味は諸説あるようですが、赤は「血液」、白は「包帯」、青は「星条旗の色」というのが広く解釈されている内容です。

日本における理容室と美容室との違い

日本では古くから髪結いとしての理容業が行われていました。
現代では、理容室(床屋・理髪店)の他に「美容室」もあり、理容=主に男性、美容=主に女性という顧客の棲み分けのイメージを皆様持っていると思います。
そこで疑問があるのは、なんとなくのイメージで使い分けている「理容室」と「美容室」に明確な区別はあるのでしょうか?
「サインポールがあれば理容室?」「パーマが得意なのが美容室?」
本当のところはどうなっているのでしょうか‥
理容師と美容師の法律での定義

実は理容師と美容師の違いについては国が定めた法律「理容師法」「美容師法」でそれぞれしっかりと内容が定められています。
まず理容師とは、国が定めた「理容師法」という法律で以下のように定義されています。
第一条の二 この法律で理容とは、頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えることをいう。(理容師法 第一条 2項より)
条文に"頭髪の刈込・顔そり等の方法により”とあることからも、バリカン・ハサミを使った「刈り上げ」、剃刀を使った「シェービング」で主に男性の容姿を整えることが中心になってきます。
一方、美容師については「美容師法」という法律で以下のように定義されています。
第二条 この法律で「美容」とは、パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすることをいう。(美容師法 第二条)
"パーマネント(パーマ)や髪結、化粧"とあるように女性向けのサービス色が強い内容になっています。実際に美容師になる為の専門学校ではパーマでウェーブを作り、容姿を美しくする方法やカラーリング、メイクアップまで、女性の関心が強い「美容」ジャンルのカリキュラムが中心となっています。
美容師はカミソリを使用できない

美容師免許ではできない業務としてカミソリによる顔剃り(シェービング)があります。美容師法でお顔剃り等のカミソリを使った施術が許可されていないからです。
一方、理容師は許可をされていて、専門学校でもカミソリを使ったシェービング技術を習得します。このあたりも理容室が男性向けがメインになっている所以の一つですね。「髭剃りは絶対外せない」といった方は理容室へ。
両資格を持つハイブリットなスタイリストも

最近では更なる技術の習得を目指し、「理容師」と「美容師」両資格を保有しているスタイリストさんもいらっしゃいます。剃刀を使ったシェービングやバリカンでの刈り上げが上手にできながらも、丸みを帯びたパーマのウェーブが作れたり、カラーリング、美容の知識も豊富といういわばハイブリットなスタイリストです。

理容業界の衰退と希望

これまで「理容室」はおじさん達が角刈り・坊主にする場所で、お店も昔ながらの床屋風で店主が暇そうに新聞を読んでいるというイメージ。
美容室は女性や若い男子が通い、髪型は流行のスタイルで、サロンも明るくスタイリッシュというのが一般的でした。
2000年前後頃の「カリスマ美容師」のブームもあり、流行の最先端を走る「美容室」が増え続ける一方、街の理容室や床屋は時代の波に乗り遅れ、店主の高齢化や後継者不在で廃業が相次いでいます。
グラフからも分かるとおり理容所数は減少傾向が続いています。

出典:厚生労働省「平成30年度 衛生行政報報告例の概況」

メンズバーバーが今アツい

引用:HOT PEPPER Beauty BARBER SHOP DALIEより
美容業界におされ、窮地に立たされている理容業界。その状況を打破すると私が考えているのがメンズバーバーです。
メンズバーバー とはフェードやツーブロック等、バリカンを使用する流行のメンズヘアスタイルを得意とし、シェービングやヘッドスパ・マッサージ等の男性専用のエステメニューも提供している理容室のことです。
※英語で「バーバー」とはそもそも「理容室」の意味なのですが、従来の街の床屋(理容室)との違いを表す為、「メンズバーバー」と巷では呼ばれています。
「男性専用カットサロン」「メンズヘッドスパ」「男性スタイリストに気軽にスタイルの相談ができる」等、従来の理容室・美容室にはなかったコンセプトや男性客目線でのサロン作りが支持を得て、全国各地で新しくバーバーがオープンしたり、これまでの理容室が現代版のバーバーにリニューアルしたりと、一気にブームとなってきています。

(出典元)
・Wikipedia 「Barber」
・Wikipedia 「Barber's pole」
・厚生労働省 「理容師法」
・厚生労働省「美容師法」
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